future of futajimanishi二島西のこれから
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future & history二島西のこれからと設立までの歩み
山口市の南部に位置する「秋穂二島地区」は、上田(あげた)・大里(おおり)・二島(ふたじま)をはじめ10地区から構成されています。瀬戸内海に面し瀬戸内特有の少雨地帯で水源はため池だけなので、毎年水不足に悩まされていましたが、昭和45年2月18日、「山口市土地改良区」の設立と同時に、灌がいを目的とした施設「県営秋穂二島総合農地開発事業」(通称パイロット事業)が竣工し、椹野川を水源とし各ため池(42か所)までの送水ができるようになり、水不足は解消し営農活動ができるようになりました。
平成16年4月、二島・上田・大里を対象に「二島西ほ場整備推進協議会」を設立し、様々なアンケート調査や意向調査を経て、平成20年11月「農事組合法人二島西」が設立されました。法人設立と同時に、ほ場整備が着工され大型機械が行きかう中、田畑の姿がどんな「美田」に生まれ変わるのか楽しみにしながらも、先祖代々受け継いできた土地を引き継ぐ重みで気が引き締まる思いがしました。
現在、法人設立から10年以上経過し、営農活動も順調に推移し安定した経営を続けています。
smart agriculture for the future未来を見据えた取り組み
スマート農業
二島西では「5~10年先を見据えた労働力の安定的に確保」の課題と継続的安定的農業生産を維持していくためにスマート農業化にも取り組んでいます。
新規就農者の確保
少人数で生産活動が
できる仕組みづくり
スマート農業
スマート農業技術の導入を検討
- H29年より収量食味センサー搭載コンバインの導入
ほ場ごとの実態を把握し、収量増加,品質向上 - R2年よりICT対応 田植機導入(軽労化,省力化)
- R3年ドローンによる防除開始(軽労化・省力化)
作業の見直し
農作業の省力化・効率化・軽労化
- 作物の中でどの作業に一番時間がかかっているか
- 重労働作業、人海戦術作業は何か
- さらに機械化できる作業はないか
導入実績
agriculture & cooperation of the welfare農福連携
平成28年、「農福連携就労支援推進事業モデル地域推進協議会」に山口市が指定されたことをきっかけに、「農福連携」に取り組むこととしました。
最初は、障がい者への理解が乏しくどの程度の仕事をどの程度の質でこなしていただけるかわからず、キャベツや玉葱収穫時のハウスまでの運搬等の簡易な作業のみでした。
そして、取り組みから7年経過し、
- ほ場の草取り
- キャベツ・玉葱収穫時の運搬手伝い
- 玉葱の根葉切り
- 大豆・麦の排水溝への溝切り
- 麦のカラス対策のライン張りと取り外し
- 格納庫の外壁清掃
- ほ場周りの用水路の清掃
等、取り組んでいただく作業も増える中、どうすれば早く、正確に、安全に作業に取り組めるかを施設内部で試行錯誤していただきながら、年々スキルアップを感じています。
現在では当法人の担い手として位置付け、農事組合法人二島西の大切な担い手と位置付けています。